お知らせ

2020年6月25日

犬猫の雌の病気「子宮蓄膿症」

・子宮蓄膿症とは?

メスの犬、猫に見られる病気で、感染した細菌による膿が子宮の中に溜まってしまう化膿性疾患です。

この膿汁が生殖器から体の外に排泄されてこない閉塞性子宮蓄膿症と、黄~赤褐色の膿汁が排泄されてくる開放性子宮蓄膿症があります。

・原因

発情周期に伴って分泌される黄体ホルモンが子宮内膜を肥厚させます。

この時の子宮は細菌からの防御する力が弱まっているために外陰部からの感染を起こしやすく、その結果子宮内で細菌が繁殖し、膿汁が貯まることがあります。

・子宮蓄膿症の特徴

犬では6歳以降で多く発生します。犬は、発情後に黄体期という感染に弱い時期が約2ヶ月続くため、この時期に子宮蓄膿症を起こしやすいです。
猫では8歳を過ぎた頃から発生頻度が高くなっていきます。猫は犬と違って交尾排卵動物(交尾刺激によって排卵の起こる動物)なので、周期的に発情する犬に比べると発生頻度が低い傾向にあります。

犬も猫も出産経験がなく不妊手術を受けていない中高齢な個体に本症が頻発するといわれています。

もちろん若齢でも発生することがあります。

・子宮蓄膿症の症状

生殖器から粘液や膿性のおりものがみられてから初めて症状に気付く場合が多いです。症状がさらに進むと、元気消失、食欲不振、多飲・多尿、腹囲膨満、嘔吐・下痢などの症状がみられることが多く、重症例では増殖した細菌が体を巡り、多臓器不全などの合併症、ショック症状を引き起こし、死に至ることもあります。

・子宮蓄膿症の治療

全身症状の程度に合わせて電解質などの補正と、抗生物質の投与を開始します。しかし、早急な治療を必要とする場合が多く、併せて卵巣・子宮全摘出術を行なって膿を取り除くことが必要です。

・子宮蓄膿症の予防

避妊手術を行うことで100%完全に予防できる病気です。

また、避妊手術を若齢の時に行なうことによって、子宮蓄膿症以外にも子宮や卵巣の腫瘍などのリスクの高い病気の予防にもなります。

それ以外では、発情後に抗生物質を二週間投与し、発生のリスクを下げる方法や健康診断の一環として超音波検査を受けることで早期発見できます。

発情の後の時期に多飲多尿やおりものに普段から注意し、早期発見と早期治療を心がけましょう。

上記の通り、子宮蓄膿症は避妊手術を行うことで完全に予防できる病気です。このような意味でも避妊手術は、ワクチン等と変わらない「予防」です。まだ避妊手術が済んでいない方は、まずはご相談からお気軽にどうぞ。

 

子宮蓄膿症の症例紹介はこちら:https://naha-ah.com/case-shikyuuchikunousyou/

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