お知らせ

2020年10月17日

犬の「甲状腺機能低下症」の症例紹介

多くの飼い主様に病気を知っていただくため、来院された患者さまの病気をホームページにてコラム形式で解説しています。 このコラムと似たような病気でお困りの方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

今回は「甲状腺機能低下症」の来院時から術後までをご紹介します。

「甲状腺機能低下症って?」という方は、病気についての紹介もしているので、ぜひこちらも合わせてお読みください。

犬猫の病気「甲状腺機能低下症」:準備中

個体情報

稟告

数年続く痒みや脱毛等の皮膚症状で来院。

検査

皮膚状態は悪く、発赤、痂皮(カヒ)、色素沈着、苔癬化(タイセンカ)も認められました。

全身が脂でべた付く、脂漏症(シロウショウ)という症状も見られました。

皮膚検査では細菌・真菌類の増殖が認められました。

血液検査ではALP(肝数値)の軽度上昇が認められました。

甲状腺機能の異常を疑い、甲状腺ホルモンの測定を行った結果、甲状腺機能を示す数値が低値でした。

甲状腺ホルモン製剤の試験的投薬を開始したところ、2週間後より症状の劇的な改善が見られ、甲状腺機能低下症と診断いたしました。

経過

来院当初は全身の脱毛が明らかでした。

来院当初の脱毛と身体中の痛みの様子

ホルモン製剤の投薬開始から順調に皮膚状態が改善されています。

来院から2皮膚の赤みと脱毛が軽減されている

担当医よりコメント

今回の患者は、他院様にて数年に渡って抗菌薬やステロイド剤の投与を行っていましたが、皮膚症は改善していませんでした。

皮膚の状態や治療歴等を総合的に考慮し、ホルモン関連性の皮膚炎、その中でも甲状腺機能低下症を疑った結果、診断・治療・回復に至りました。

皮膚症状とホルモンは関連性が強い一方、見落とされがちで、ステロイド剤や抗菌薬が安易に処方される傾向にあります。勿論これらのお薬は正しく使えば良いお薬になりますが、誤った使い方は症状の悪化を招きます。

甲状腺機能低下症では生涯に渡るホルモン製剤の投薬が必要になりますが、結果的に不要なステロイド剤や抗菌薬の投与を無くすことも可能です。ワンちゃんの健康面や飼い主さんへの負担も考慮すると、確実な診断が重要です。

本院では皮膚症状でお悩みのワンちゃん、ネコちゃんに対して、適切な検査・治療を心掛けています。

「痒みがなかなか引かない」「薬が効いていない気がする」など、お困りのことがありましたら是非ご相談ください。

甲状腺機能低下症についてはこちらを参考にしてください。

症例紹介

乳腺腫瘍:https://naha-ah.com/case-nyuusennsyuyou/

子宮蓄膿症:https://naha-ah.com/case-shikyuuchikunousyou/

肥満細胞腫:https://naha-ah.com/case-himansaibousyu/

胆泥症:https://naha-ah.com/case-tandeisyou/

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