お知らせ

2020年6月22日

犬の「肥満細胞腫」の症例紹介

多くの飼い主様に病気を知っていただくため、来院された患者さまの病気をホームページにてコラム形式で解説しています。
このコラムと似たような病気でお困りの方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

今回は「肥満細胞腫」の来院時から術後までをご紹介します。

「肥満細胞腫って?」という方は、過去に紹介もしているのでぜひこちらも合わせてお読みください。

犬猫の腫瘍(がん)「皮膚肥満細胞腫」:https://naha-ah.com/mass-himansaibousyu/

患者の紹介

手術前に撮影した顎のイボ

検査

右下顎部に直径1cmの腫瘤があったため、イボ(腫瘤)の細胞診(FNA)を実施した結果、肥満細胞および好酸球がみられました。

細胞診の結果
細胞診の結果

身体検査でもイボ以外に異常はなく、血液検査、血液生化学検査にて異常もなし。

腹部のエコー検査でも転移が見受けられず、異常な様子もないため、皮膚型の肥満細胞腫と診断し、手術による切除を提案しました。

手術

診察より3日後に腫瘍の拡大切除術を実施することに。

周囲への浸潤を考慮し、サージカルマージンとして側方1cm、底部は真皮までを拡大切除を行いました。しかし、発生部位が口唇近くであったため、顎先は粘膜面までをマージンとしました。腫瘍は切除後に病理組織検査(院外検査)を実施し、結果を待ちました。

腫瘍を切除した直後の様子
皮膚を広く切除しましたが、綺麗に縫い合わせることができました。

術後の経過

術後にやや食欲が落ちる。

術後10日目には食欲も戻り、抜糸を実施し、すっかり元気な様子の患者でした。

病理組織検査結果

皮膚肥満細胞腫

上記のような結果を病理検査会社さんより頂き、一安心しました。

担当医よりコメント

皮膚肥満細胞腫はマージンを大きくとる必要のある腫瘍で有名ですが、今回の症例では、下顎吻側部に発生したため、大きくマージンは取れませんでした。

それでも今回は、腫瘍がまだ小さく完全切除することができたため安心しました。

飼い主様が日頃から、わんちゃんの体を見て、触り小さな変化に気づいてあげることで、病気の早期発見につながると実感しました。

小さな「できもの」でも、腫瘍の可能性はあるので気づいたら早めに病院で診てもらいましょう。

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